わたがしびより

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Somewhere Over The Rainbow (虹の彼方に)

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skeezeによるPixabayからの画像


サンクスツアーの使用曲の一つ「Somewhere Over The Rainbow(虹の彼方に)」の原曲の背景について今回書いていきたいなぁと思います。(サンクスツアーではP!nkがカバーしたものが使われているそうです)


「虹の彼方に/原題 Over The Rainbow」は映画「オズの魔法使/The Wizard of Oz」(1939年)の主題歌で、劇中で歌われています。


多くの方がご存知の有名なお話と歌だと思いますが、あらすじなどを自分なりに書いてみました。


オズの魔法使い」の原作は、童話作家ライマン・フランク・ボームの「オズの素晴らしい魔法使い/The Wonderful Wizard of Oz」で、1900年に出版されたそうです。
1903年にブロードウェイ・ミュージカルとして脚色され、
1939年にMGM※1によって映画化されました。(これらの舞台版と映画版は物語の骨子は同じだそうですが、音楽は全くの別人が受け持っていて、直接関係のない別々の作品と考えるのが妥当ではないかということです※2)

映画「オズの魔法使


孤児として引き取られたドロシーはカンザス州の広大な平原のまんなかに、ヘンリーおじさんとエムおばさんと住んでいました。
家の玄関からドロシーに見えるのはどこまでも続く草原だけで、どちらを向いても地平線の先は空でした。土地や草や家は、照りつける太陽で焼けたみたいになってしまい、あらゆるものが灰色の世界のようでした※3。

大人はみんな忙しくしていて、話し相手は愛犬のトトだけです。


www.youtube.com

ドロシーは、心配事(や閉塞感?)のある日常の中でこの「虹の彼方に」を歌います。

虹の向こう どこか遠く ずっと空高くに
魔法の国があるらしいと 昔 子守唄で聴いたわ
虹の向こう どこか遠く 空がとても青くて
そこでは どんなに大きな夢も 必ず 叶うらしい

(歌詞は、この記事の一番下の動画 『映画「ジュディ 虹の彼方に」スペシャルMV』から引用)


まらるちゃんの素晴らしいソロパート(いつも鳥肌が立ちます)以降の歌詞は、このような感じに訳してみましたが。。どうかな。。🤔🤔🤔歌詞の訳、むずかしい。。
星に願いをかけて ある日目を覚ますと そこは雲のはるか上
そこでは悩みも飴(ドロップ)みたいに溶けてなくなる  煙突よりもはるか上 
私は 今そんな場所にいるわ

虹の向こう 青い鳥が飛んでいる 
鳥が虹を超えられるのだったら 私にもきっと超えることができるはず
幸せな青い小鳥が虹を超えられるのだったら 私にもきっと超えることができるはず」(意訳です)

youtu.be

そんなある日、竜巻にドロシーはトトと一緒に家ごと巻き込まれ、不思議なオズの国に飛ばされます。
カンザスに帰る方法を知っているという、偉大なる“オズの魔法使い”に会いに、目印の黄色いレンガの道を辿って、エメラルドの都を目指して歩いていきます。
道中、脳みそ(頭脳)が欲しいかかし、心臓(心)が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しい臆病者のライオンと出会い、一緒に旅をしていく、というお話です。


映画では、ジュディ・ガーランドが主演のドロシー役を務め、アカデミー特別賞を受賞。
ジュディは17歳で一躍トップスターの一人となりました。
ジュディが歌った「虹の彼方に」(エドガー・Y・ハーバーグ作詞、ハロルド・アーレン作曲)は、アカデミー主題歌賞(歌曲賞)を獲得し、ジュディは生涯テーマ曲として歌い続けたそうです。
スタンダードとして、多くカバーされています。

映画「ジュディ 虹の彼方に」


ジュディ・ガーランドの伝記映画「ジュディ 虹の彼方に」が2019年製作されました。
ジュディ役のレネー・ゼルウィガーは第92回アカデミー賞の主演女優賞を受賞。
ジュディが、急逝する半年前の、1968年冬に行ったロンドン公演の日々を描いています。
ジュディの歌の数々を歌い上げたレネー・ゼルウィガーの歌唱も圧巻です。
波乱に満ちた人生を送ったというジュディですが、劇中で歌われた「虹の彼方に」を聞いて、改めてこの歌は「希望の歌」なんだと思いました。


♦映画『ジュディ 虹の彼方に』スペシャルMV
「虹の彼方に」(日本語字幕付き)は1:03頃から
www.youtube.com



※1 MGM(Metro-Goldwyn-Mayer)
当時のメジャー系映画会社のビッグ5(MGM、パラマウント20世紀フォックスワーナー・ブラザーズRKO)の一つだそうです。ライオンマークで知られています。
1930年代から1950年代まで、ハリウッド・ミュージカルの黄金時代だと言われるそうですが、別称MGMミュージカルの時代と呼ばれるほど圧倒的な強さを誇ったとのことです。
※2 参考:「ミュージカルへの招待」宮本 啓著 丸善ライブラリー
※3 参考:「オズの魔法使い」ライマン・フランク・ボウム著 江國 香織訳 小学館